ヒトリゴト
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気がつけば、もう10月も半ばを過ぎ・・・。
すっかりブログをサボる日々でしたよ。

10月になって、涼しくなったとたんに
アンディの体調不良。

朝まで普通の様子だったのに、
「夜ゴハンを吐く、うんPがゆるい」という状況から
みるみるうちに弱っていくアンディ。

立つこともおぼつかない様子で、
震えている。

これって、やばくね?

犬のうんPがやわらかくなっちゃうことや
犬が嘔吐することなどは、決してめずらしいことではない。

でも、この日の様子は明らかに違った。

大好きなオヤツを見せても、横を向いて
起き上がることもツライような感じで
ガタガタと震えが止まらない様子。

「朝までガマンしようね、そしたら病院に行こうねーっ」て
声かけてみたものの、当然、犬には通じないし・・・。

いつもは理由もなく鳴かないアンディが
「オイラ、どうしちゃったの?」
というように、チカラなく鳴く声を聞くのがつらい。

動物はたった一晩でも状況が変わってしまうともいうし、
果たしてこのまま朝まで待っていて良いものか?

時間は夜中の12時をとっくに過ぎていた。

朝、病院が開くまでにはかなりある。

今、このときの判断を後で後悔することになったら
どうしようか?と、大げさでなくこの時、本気で考えた。

「朝まで待てない。」

ネットで夜間診療を受け付けてくれる動物病院を検索して
速攻、電話を入れてみた。

電話の向こうの女性は、事務的に夜間診察に係る料金の説明を始めるが
コチラは、うわのそら、手短かに症状を伝えた。

顔もスッピンで
髪も洗いたてでボサボサだったけど、
そんなことはかまわない。
手早く支度をして、暗い外に出た。

こんな時間、タクシーをつかまえるのなら
駅に向かうべきか、それとも大通りに
出るのが早いか?

ちょっと悩んで大きな通りのほうに歩いていくと
すぐタクシーがつかまった。

こんな時間でも、案外、タクシー(空車)は普通に走っているのだなぁと
ぼんやり思いながら、震えている犬を入れたバックごと
抱きしめてみる。

病院に到着すると、既に先客あり。
その病院は、猫用と犬用の待合室が
分かれていて、どうやら先客の患者は猫のようだった。

受付を済ませて順番を待つ。

静かな夜だった。

よくテレビで見るような
「動物病院、緊急24時!」なんて場面に
出くわしたらどうしよう?って思ったけど、
そんなこともなく・・・

待っている時間が長く感じられたが
部屋でたった1人で悶々としているより
安堵感がある。

容態がよくなったわけでもないのに・・・。


どうやら猫の診察が終わったらしいので
次はアンディの番。。。と思っていたら、
突然、次の患者が現れた。

パピヨンを連れた女性だ。

受付の女性に抱っこされたパピヨンは
元気そうにシッポを振っている。
こんな時間に持ち込まれるなんて
一体、どこが悪いのだろうか?

しばらく受付で話していた後、
パピヨンはそのまま診察室の奥に運ばれていった。

・・・あれ?
次はウチの犬の番じゃないんですか?

と、ちょっとだけ思った。

夜間診療当番の先生は1人らしく、
「急患の子(→今のパピヨン)がきたので、
順番、先にしてもらってもいいですか?」
と言ってきた。

かちん!

・・・そ、そうね、でも仕方ない。
先生の目からみると、どうせコチラは
『ちょっと吐いて弱っちゃった犬をあわてて連れてきた飼い主』
に見えるんだろう。

違うのに。。。

先生は軽くアンディの体をさわって、
すぐ奥の診察室に行ってしまった。

熱があるのは素人目にもわかるんだから、
せめて、そっち(パピヨン)の治療の前に検温くらい
しておいたらどうなんだい?

と、思った。

パピヨンの飼い主さんは、大きなため息をついて
隣に座った。

そして、いきなり話しかけてきた。
それも
「順番変わってくれてありがとう」
じゃなくて、
「もう、お産で大変なのー」と。

昼間の診察時間中ならともかく、この時間帯(夜中の1時すぎ)に、
ここにいること自体、既にお互いに尋常じゃない状態の
ペットを持ち込んでいるはずである。

それなのに、『今のウチの子、危機一髪!』状態のこの飼い主さんは
自分の犬の置かれている状態を、こちらが聞きもしないのに
説明してくれる。


「は?」

「難産で・・・、あああ、どうしよう」

やたらテンションが高い飼い主さんだった。
夜中の1時すぎなのに・・・。
いや、夜中だからか?

どうやら1匹目が死産で、2匹目がなかなか出てこない状況らしい。
(←こちらから聞いたわけじゃなくて、あちらから
どんどんお話される内容)

「それは大変ですねー」
(とりあえずはそれしか言えないよね)

自宅で、犬の出産させるのはこれが始めてではないらしいかった。
それなら、家の近所のかかりつけの病院と連携をとって
出産にのぞむべきじゃね?と少しだけ思った。

しばらくすると、先生が出てきて飼い主さんに
お腹の子供の心音はきちんと聞こえていること。
母体の状態もいまのところ安定していること。を伝えた。

ひとまず、陣痛促進剤を使って、それでもダメなら
帝王切開となるらしい。

「よかったぁぁ」
飼い主さんのテンションが一段階アップする。

そうだよね。
こっちだって、パピヨンが母子ともに元気でひとまず安心で
よかったと思った。

パピヨンの飼い主さんは、ここでやっと
「お宅のワンちゃんはどこが悪いの?」
と聞いてきた。

やっと気づいたのか。

ずっとヒザの上で小さくなって震えているアンディをみて
「小さいのにかわいそうにねぇ」

その「かわいそうな小さい犬」は、オタクのパピヨンに
診察の順番を横取りされましたが、何か?

(ココロの声)

パピヨンに陣痛促進剤が効くまでの間に、やっとアンディを
診てもらえることになった。

検温すると、40度ちょいくらい。
病院嫌いのアンディは、弱っているのに
必死で診察台から逃げようとする。

だめだよー。
これじゃ先生に元気そうに見えるじゃん!

便を調べてもらっても、異常がなく、
状況からみて、胃腸炎じゃね?ってことに・・・。

「早い話が風邪ですかね?」

「何をもって風邪と判断するか、微妙なんですよー」

・・・ヲイヲイ、なんだそりゃ?

注射を2本打ってもらって(抗生物質と胃腸の薬)
お薬を処方されて、病院を後にする。

タクシーどころか、普通の車すらほとんど走っていない道路沿いの
暗い歩道をトボトボ歩きながら、それでも治療してもらえた
安心感で、ほっとした。

おしゃべりなパピヨンの飼い主さんからも
解放されて、ヤレヤレだった。
(いいヒトだったけど・・・)

やっとタクシーをつかまえて、家に戻ったときは
もう、明日(正確には今日だけど)の朝、ちゃんと
起きられるかな?としごく日常的なことを考えていた。

見た目、相変わらず震えているし、弱々しい様子は変わらないけれど
注射も打ったし、これで熱も下がるかな?と思って、電気を消した。

その週は絶対に休めない仕事があったので、
少しでも眠っておこうと思ったのだ。

しばらくして、アンディのハァハァと荒い息遣いで目が覚めた。

あわてて、電気をつけると、
まるで真夏の散歩の後のように、舌を出して荒い息を吐いている。
目も見開いてる。
かなりつらそう。
さっきより熱があがってきたみたい。
冷えピタのひとつも貼ってあげたいが、全身毛だらけなので、それは無理。
保冷材をタオルでくるんで、そばに置いてみる。

時計を見ると、午前3時だったが、体温上昇の件を相談しようと
すぐ、病院に電話を入れる。

が、受付の女性いわく
「先生はオペ中なので、今電話に出られません」

ん?
もしかして、あのパピヨンかい?

「ちょっと、どうすればよいのか聞いてきてくれませんかー?」

陣痛促進剤効かなかったのかなー?
帝王切開なのかなー?
それとも、他の患者があの後来たのかなぁー?

戻ってきた受付の女性の答えは
「ワンちゃんが、自分から保冷材に乗ったり避けたりできるような
感じで、そばに置いてみて下さい、とのことですぅ」

ああ、そうですか。

期待以下の答えだな。

今更だけど、そもそも診察の際に、
『もしかしてこれから、もっと熱が上がるかもしれないから
そうなったら、こうしてください』的なアドバイスを
欲しかったですよ。

「それでも心配なようなら、また連れてきてくださいとのことです」

行かねー。

「心配なようなら・・・」って何?
心配だから、さっき夜中にタクシー飛ばして診察受けさせたんじゃない?


でもまぁ、ひとまずはさっきの注射の効果を信じて、朝イチで近所の動物病院に
連れて行くことに決めた。
あ、そうだ。病院の先生に説明するのに、確認しておこう。

「確認の為に、さきほど打っていただいた注射、何だったか
忘れちゃったので、教えてください」

「あのぅ、先生はぁ、今、オペ中で・・・」

そんなことは知ってるYO!

「カルテかなにかに書いてありませんか?」

「先生本人でないと、わかりません」」

「じゃ、早くセンセイに聞いてきてください!」←軽く半ギレ状態(オトナげない)

先ほど打った注射の内容を確認してから、
あとはただただ、朝がくるのを待った。





こんなとき、1人で動物飼うのって、正直、面倒くさい。そしてつらい。
と、思った。

時間やお金に余裕がある生活をしてるわけじゃない。

それでも、病気になれば最善の方法を取ってあげたい。
でも、現実問題として、経済的?にそれができなくなったら・・・?

色々考えると、もう面倒くさくなる。

だが、まずは現状についての治療だ。

夜が明けて、だんだん明るくなる空を見ながらタメ息をついた。

「早く良くなりますように・・・」
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by love-andy | 2007-10-18 22:50 | dog
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